地球外生命体

アジアの天使の地球外生命体のレビュー・感想・評価

アジアの天使(2021年製作の映画)
3.2
『舟を編む』(2013)で日本アカデミー賞監督賞を最年少で受賞、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(2017)でアジア・フィルム・アワードをアジア最優秀監督賞を受賞するなど国内外から高い評価を受けている石井裕也監督が、スタッフ・キャストの95%が韓国人という現地チームとともにオール韓国ロケで撮りあげた作品。

ひとり息子の学を持つ青木剛は妻を病気で亡くし、疎遠になっていた兄が暮らすソウルへ渡る。兄からは「韓国で仕事がある」と言われていたのだが、剛の期待とは違い、兄はその日暮らしの貧しい生活を送っていた。剛はほとんど韓国語も話せないまま、怪しい化粧品の輸入販売を手伝い始める。一方、ソウルでタレント活動をするチェ・ソルは、市場のステージで誰も聴いていない歌を歌う仕事しかなく、所属事務所の社長と関係を持ちながら、仕事や家族との関係について心を悩ませていた。
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