前作「エリック・クラプトン 70’s ヒストリー」と同じ感想。
今作のために撮られた本人のインタビューがまったく無いのが致命的。
確かに当時そこにいた周りの人の証言は貴重ではあるのだが、なんだか誰の伝記なのか分からなくなる。
まるで100m離れて顔のアップ写真を撮ろうとしているみたいに不自然だ。
過去のインタビュー映像などを多用していればまだ少しは納得できるが、多分本人が喋っているのは2分も無いんじゃないか。
変に盛って派手にしようとする演出が無く、真面目に作っているのは理解できるのだが、まず本人の出演OKをとってから作るべきだったのではないだろうか。
資料的価値はあるし、ドキュメンタリーとしては機能している。ただ映画として楽しめたかというとイマイチ。
結論としてはこのシリーズ2本で4時間40分使うなら「エリック・クラプトン~12小節の人生~」観た方が10倍感動できる。