ポーランド映画よいね!
「フリオザ」も好きだったけど、こちらも好きだ。
貧しい若者が、頭脳とハッタリだけで、己の王国を築いていくまでのお話。青春映画。
主人公の目とか表情だけで複雑な感情を表現してゆく演技とか、編集の間とかが妙に癖になるね。
援助してくれる親戚みたいなファミリーは胸糞だし、うわっつらな周りの友人たちもほんと心がないんだけど、そういうものへの憤りをすべてガソリンにしてブルンブルン前進してゆく主人公の進撃ぶりは見ていて気持ちよかったよ!
あと、「こういうことをするとこんな目に遭うぞ」的な大人の思惑とかを、「へ?ダサいですよ、今時そーいうの」と言わんばかりにナギ捨てていってくれる展開は、本当に今っぽいし、説教垂れてくる映画よりもぜんぜん新しくて気持ちよかった。
主人公が、イケメンすぎず不気味な陰キャがピッタリな、目の下クマだらけの青年で、よりリアルだった。
ゲーム内アバターを織り交ぜているところも、個人的にぐっときてしまった。