戦後最大のジェノサイドと言われる、ボスニアヘルツェゴビナ内のセルビア人による虐殺の様子を描いた作品
複雑なこの地域の当時の情勢について詳しくなく衝撃を受けました
今まで隣人だった人々が民族の違いゆえに対立し武器を持って隣人を追い詰める様子
何より危険地帯と判断した国連が安全地帯に指定し住民を保護していたのにもかかわらず、セルビア人のいうことをそのまま聞き、民間人を引き渡し、殺させてしまった事実が衝撃だった、、、
その描写はまさにナチス政権下のユダヤ人虐殺と同じで、、、
このような紛争の最中に中立的立場として安全地帯を作り紛争をやめさせる能力も人員も国連になかった様子がよく描かれていた
なにより、虐殺後主人公のアイダが選択した生活が信じがたく、また考えさせられた