このレビューはネタバレを含みます
3年間紛争を経験しながらも、安全に逃がしてくれるんじゃないか?と、淡い期待をしていた夫さんを見て78年間平和だった日本人が平和ボケるのも無理ないかな…
と、思いました。
と、同時に3勢力で三つ巴の紛争をしそれぞれが戦争犯罪を犯していたとは言えロシアが最大の支援国であったセルビアがこのスレブレニツァ大量虐殺を行った…と、言うのは昨今の世界情勢を見ても違和感を感じません。
映画全体を通して母は強し!!自分の家族以外なりふり構ってられないと言うのが、事態の喫緊性とアイダの人間くささを表しています。
そんな家族思いの主人公がまた故郷の街に戻ると言う…
自分は絶対無理だ…
自分の家族を手に掛けた隣人達と平穏に暮らすなんて無理
いま現在穏和に暮らしているボシュニャク人の方々はどんな気持ちなんだろうか.…
セルビア人が証拠隠滅の為に遺体を分散し埋め直したそうで、まだ見つかっていない遺体が早く遺族の元に帰れますように…