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テラー・ファーマーのHIのレビュー・感想・評価

テラー・ファーマー(1999年製作の映画)
1.8
低予算ホラーの製作を行うトロマ・エンターテイメント社。モラルが低く日々乱痴気騒ぎの製作現場に、巷を騒がせている連続殺人犯が紛れこみ撮影スタッフを肉片に変えていく。

U-NEXTにこんなにトロマ作品が転がっているとは思いませんでした。日本語記載DVDがリリースされておらず、『悪魔の毒々○○』のような邦題もなくトロマの中ではマイナーな部類だろう。汚さと下品さは群を抜いており、人体が豆腐のように脆い。手足は簡単にちぎれ、頭は潰れて脳味噌をブチまけ、内臓がはみ出る。トロマ出演の常連の肥満俳優ジョー・フレイシェイカーが○○に巻き込まれるシーンは凄まじい!
エロ方面も振り切れており、女性の全裸どころか男性器もモザイク無しでモロ出し。ニューヨークのタイムズスクエアを全裸の男が走り回る一連の流れは、ゲリラ撮影を強行したようで時代の大らかさを感じる(ドン引きする群衆の一人は下積み時代のイーライ・ロス)。
20年以上前の作品だが、性的倒錯や同性愛を物語のキーとしており、ある意味時代を先取りしていた。

血と内臓と汚物が飛散し、作り物とわかっていてもシチュエーションが最悪なので観るのはキツい。『毒々モンスター』をゲラゲラ笑ってみられる人でも、これはさすがに脱落者が出るだろう。自分は…嫌いじゃありませんよ、こういうノリは
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