天

妖婆 死棺の呪いの天のネタバレレビュー・内容・結末

妖婆 死棺の呪い(1967年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

《Amazonの紹介文》
中世ロシアの修道院の神学生ホマー。彼は休暇で帰郷する途中、宿の老婆に迫られた。ホウキに乗った老婆は逃げるホマーに馬乗りになって空高く舞い上がる。地上に降りたとたん、ホマーが老婆を叩きのめすとグラマーな美少女に変身。彼は恐れをなしその場を去る。神学校に戻ったホマーは、地主から死んだ娘の祈祷を頼まれた。娘とはあの老婆が変身した美少女だった…。(※ホウキには乗ってません)


予告編はこちら👇
https://youtu.be/kYk595cZeKw


○夏休みで各々実家へ帰る神学生達。嬉しさ爆発で学校の門を出るやいなや露天の食べ物や雑貨を勝手に盗るわ若い女性を拐って行くわでこんな奴らが神父になんの!?と驚愕。
あと彼らの髪型になんか見覚えあるな…と考えたら思い出しました。漫画「ワンパンマン」のクセーノ博士ですhttps://matome.naver.jp/odai/2153469661584594401/2153879279627005703
○主人公ホマー含む3人は夜道に迷い、老爺のような老婆が住むポツンと一軒家の納屋に泊めてもらうことに。
○ホマーが横になっていると老婆が無言で迫って来ます。ちょwwwマジ勘弁wwwと笑うホマー。なんと老婆は不思議なパワーでホマーの体を操り、彼の肩に跨ってホウキ🧹片手に空を飛びます。ここのBGMが場違いにファンタジー。これホラーじゃなかったっけ…
○老婆は魔女だったのか!と、神学生としては魔女に乗馬宜しく使われたのが許せなかったのか、お祈りを唱えて魔女を怯ませ地上に降りた途端魔女をホウキでバシバシ叩きます。 …傍目には「か弱いお婆さんに暴力を振るって小遣いをせびるクズな孫」に見えてちょっと引く('A`)
○しかし何ということでしょう!叩いてるうちになんと老婆が若い美女に大変身!驚いて修道院まで逃げ帰るホマー。
○息つく間もなく校長先生に「瀕死の床にあるお金持ち家の若いお嬢様がお前にお祈りして欲しい言うてるから行ってこい」と言われ無理矢理行かされるホマー。途中何度か逃げ出そうとするも見張りがいて出来ず。
○到着したらお嬢様は亡くなっており、教会に安置された棺の番とお祈りを3夜するように言われます。お嬢様の顔を見るとなんとあの魔女でした。嫌々ながらも言われた通りに教会でお祈りするホマー。
○遺体がパッチリ目を開けてフラフラとホマーを探してうろつきます。咄嗟に自分の周囲に聖なる円を描いて結界を張るホマー。そうすると魔女にはホマーが見えなくなるようです。見えない結界に阻まれるパントマイムが意外と上手い。一番鶏🐓が鳴き、何とか恐怖の一夜をやり過ごしたホマー。
○2夜目。教会内には鳩が飛び交ってます。聖書を開くと中からも鳩が飛び出します。手品か(´・ω・`)っ/"🎩🕊 また白い円を描き結界を張りますが、魔女も棺に入ったまま飛び回って「ホマー!ホーマーー!」と彼を探します。しかし結界のせいでやはり見つけられないため悔し紛れにホマーに白髪になる呪いをかけます🦳。地味。
○やっぱりこのままじゃ命が危ないと感じたホマー、お嬢様(魔女)の父親に無理、もう帰る!と頼むもあえなく却下。こっそり逃げ出そうとするもやはり失敗。
○ラスト3夜目。早速白い円を描きます。もっと大きな円描けばいいのに。今夜の魔女はちょっと違う。骸骨とか暗黒舞踏みたいなやつとかヴィーとか色々呼び出します。魔女と愉快な仲間達。ちなみにヴィーはこんなヤツ(`・ω・)っhttps://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/bf/%D0%92%D0%B8%D0%B9.jpg
○ヴィーの目を見ると死ぬようなのでホマーは見ないようにしますが、鶏の鳴き声がしたので安心して教会の入り口へ振り向くと…モンスターの鳴き真似だったのか、まだ夜が明けておらずヴィーに見つかってしまい結界が破られてモンスターに襲われてしまいます。
○本物の一番鶏🐓が鳴くとモンスター達は闇へと消えていき、魔女は老婆の姿になって棺へと戻ります。なぜか校長先生がやって来て、倒れたホマーや棺の老婆を見て慌てて逃げて行きます。
○月日が経ち、ホマーと一緒に魔女の家に泊まった2人がホマー良い奴だったよな…とかウォッカ飲みながら思い出話をして終わり。


タイトルで出落ち的なとこありますね。ジャンルはホラーになってますが、内容はタイトルと全く違ってちょっとほのぼのするし若返った魔女はめっちゃ美人だし。50年前ですが特撮も頑張ってて、CGで出せないモンスター達の存在感や愛嬌が好きですね(*´ω`*)
あと「妖(しい美女に化ける)婆」じゃなくて「(性別が)怪(しい)婆」でした(´・ω・`)
どうせ古いし白黒だしなぁなんて思ってたんですが、意外と楽しめました。
天