るい

サン・セバスチャンへ、ようこそのるいのレビュー・感想・評価

3.8
今日公開は「ゴールデンカムイ」とかあるのに自分はこれを初日鑑賞
大好きなウディ・アレン監督の、たぶん「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」以来3年ぶりの新作
実は「レイニーデイ〜」の翌年に完成してたんだけど
たぶんコロナだなんだって延びに延びて
アメリカは一昨年公開してたのに
今ごろになって日本に上陸🤣
原題は「リフキンズフェスティバル」
映画広報の奥さんに同行して
サン・セバスティアンの映画祭に訪れた
元大学映画講師の売れない小説家の男の
夫婦関係の終焉と観光と老いらくの恋を
描いた作品
旦那は不倫されてるのに
なぜか、あっさり、スッキリしてて面白い
常に奥さんの浮気相手が同時にいて楽しそうにしてる
なら俺も負けじと現地の、ロクでもない旦那がいる女医さんに惚れてあれこれ頑張ってる
おじいちゃんが面白すぎた🤣
とにかく今作監督の映画愛に溢れてて
やたらヨーロッパ映画しかもフランスのクラシック映画のオマージュが顕著に出てる作品だった
なので作品を理解するにあたっては
ヌーヴェルヴァーグおよびその代表的な監督である
ゴダール、トリュフォー、ロメールや
別だけどイングマールベルイマンやクロードルルーシュなんかの知識があると楽しめるかも🤔
演出がかなり忙しいかなって、あと思えた
主人公のおじいちゃんの見る夢や妄想シーンがクラシック映画風になっていて
随所に白黒、アスペクト比の変更に何回か切り替わるのでちょっと観てて疲れた、けど
演者が「男と女」や「勝手にしやがれ」の再現をやりつつセリフは普通の会話っていうギャップが面白すぎて最高だった🤣
あとビックリしたのがセリフだけだったんだけど、クラシックの邦画もフィーチャーされてて
まさか監督の作品で「忠臣蔵」や「影武者」といった作品から「加山雄三」や「仲代達也」といった役者名までセリフに出てくるとは思わなかった🤣🤣🤣
でやっぱり監督が描く人間関係が面白い
普通に観てて笑えるのよ
あとなぜか今回やたら女性側がセクシーだったな🤔
それにしても演者が知らない人だらけで💦
唯一知ってたのクリストフヴァルツくらいだったかな🤔
調べたら主演のウォーレスショーン
ピクサーの常連声優さんで
トイストーリーシリーズのレックスの声って彼だったのを今さら知るっていう🤣
本当世界観おしゃれで
なんか観たあとお酒が飲みたくなる映画だった‥‥
自分下戸なのに🤣
るい

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