独特なタッチで描かれた真宵道
キャンバスに描かれた油絵風
何処となくゴッホの『星月夜』を思わせる夜を彷徨う子供
風鳴りの中、コツコツと響く足音だけが夜の街に溶け込み幽玄の時を思わせる
月明かりだけが照らす中を、帰る場所を求め彷徨う2人
遂には岬に辿り着く
月明かりの中、潮騒だけが岸壁に木霊する
少女が呟く言葉の中に2人が求めた真実だけが取り残される
岬は朱鷺色に染まり夜の終わりを告げる
印象派、ポスト印象派が好きな人にはオススメ
ただ写実しているのではなく、キャンバスの上を滑る油絵とアニメーションが独特な雰囲気を創り上げている
その中で独自の世界観が展開されているので非常に興味深かった
たった10分だけどメッセージも踏まえられているので見応えはアル
とても好きなタイプの短編作品。
シーンの移り変わりがとてもキレイ
個展を見に行った気分に似ている