忘れたくないのに定かじゃない。
そういう場合、そしてその忘れたくない対象が生き物の場合、まず定かでなくなってしまうのはその対象の「声」だと聞いた事がある。
字幕の多国籍は何なのか。
曖昧な記憶って事なんかな。
ナレーションがドキュメント番組のそれっぽく、あまり抑揚がない。多分わざと。
ナレーションと台詞の音量が喧嘩して、どちらの言葉も聞き取りづらいシーンがあった。また、台詞の音量が小さく、他の生活音が大きく、ナレーションも大きく…という場面もあった。
アニメーションと実写の組み合わせは良かった。
モノクロからカラーへの変換はもう少しスムーズな方が好ましいかも。
あらすじを見て、最初はペットに関する悲しい話だったらどうしよう…と思って観るのを躊躇した。
「大好きだったペットの事をもう思い出せない辛さ」等が中心に描かれていたら精神的ダメージをくらいそう…と思ったので。
そんな心配はいらなかった、大丈夫だった。
しかし、あの姿…あれが何にしても「定かじゃない」どころじゃなくない?w もう完全に忘れてる事ない??wと思ったりもした。
ラストカットの表情好き。
東京学生映画祭作品。