やかじょ

オマールの父のやかじょのレビュー・感想・評価

オマールの父(2020年製作の映画)
2.7
東京国際映画祭にハズレなし、なのだがこの作品には少しモヤっと。
とにもかくにも最後にbigなthanksを言ってくれーーーっ!という気持ちが1番強かった。(気持ちの問題なので言葉の使い方が正しくなくても何も言わないでほしい)

元々寡黙な男に一方的に世話を焼き続ける女。そのせいもあり、淡々としたロードムービーなのだけど、最後には女が報われるような何かが欲しかったなと思ってしまった。失業のリスクを犯してまで人助けしたのはスリルを味わうためなんかじゃないと思うから。

この後に観た『スイス・アーミー・マン』も相まって、人は死んだらどうなるのかということを本当の意味では全く知らないなということに気づいてしまった。