このレビューはネタバレを含みます
気になったのでみました。
面白かったです。
でも主人公が映画監督になってからが、あまり好きではないかもしれない。
流石に都合が良すぎるように感じてしまいました。
それは多分、主人公のバックボーンとの釣り合いがうまく取れてないような
この映画の上映時間が90分という部分にこだわったのか知りませんが、、、
映画内でも、切り捨てて想像させるみたいなことを言っていましたが、切り捨てるのはそこじゃないだろう
主人公がジーンである意味をあまり感じなかった
ジーンはおそらくとてつもない量の映画を観てきたはずです。
それと人間関係も切り捨てている。
映画内前半、これを踏まえた上で浮かぶバックボーンは
人付き合いしない、映画の知識を極めている、自閉的な軸の強い主人公というイメージが浮かびやすい
分野の知識を極め、人と関わることをやめればこうなるんじゃないかなと思った矢先には、意外と協調性もあり、平凡な主人公でした。
そしてその主人公を後押しするように都合よく物語は進んでいくため、観ていて先が読める感じがありました。
でもそれらの作画や演出はとても凝っていて、力が入ってるのを感じました!
とても良かった テンポも良い
ただ、90分で描くぶん テンポのよさで深みをゴリ押してる感
個人的におっ!となったのは、ジーンの運転する車がなぜかランチア・デルタだったのと、ジーンの携帯の待ち受けがロバート・デニーロだった事です。
なぜランチアなのか、気になって原作をすこし読んでみたところ ポンポさんのお爺さんのペーターゼンさんが昔ラリー映画の撮影に使っていたらしく、それが社用車になったとあります。 なるほど。
というか、原作だとジーンは結構尖ってるじゃないか!!w
まず、タクシードライバーのトラヴィスが好きなら尚更この性格なのもよくわからない。 自分にはそうなれない憧れの部分があるからなのかも?
でもそれだったら尚更主人公はアカデミー賞じゃなくてカンヌ向きな気もします。
でもそれは大前提、舞台がアメリカの時点で別の話です。
ただ、深みを切り捨てても、
映画を通して伝えたい事、テーマの
夢を追い求めるという部分は最後まで一貫性があり熱くなれる!
それが伝われば良いのかもしれません。
そう考えれば上記の私の感想も的外れに思えますね。