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弱くて強い女たちのminamiのレビュー・感想・評価

弱くて強い女たち(2020年製作の映画)
2.0
妻である自身と子どもたちを捨てて出て行った男と一生離婚しないのも、妻子を捨ててやってきた男と不倫しつづけて尽くすのも、どっちもまったく私の中にはないものを感じて理解はできなかったんだけど、彼女たちがその男を介してつながっているような実感を得るのはよかったなと思った。

とはいえ、全体を通してみると期待しすぎちゃったかなという感じもした。
でも不思議なことに、観終えて少ししてからは「すぐに忘れちゃう感じの内容だったな~」と思うのに、いざ思い返してみると結構鮮明に覚えているし、なにより良かったシーンがあとから浮き彫りになっていく。

なんともおかしな映画だなと思うのだけど、役者陣の演技によるところも影響しているのかもしれない。
正直みんなオーバーでうまいと思えなかったんだよな……。

でも話し方や態度、リアクションなどは結構お国柄があるもので(こんなところで国を分けるような発言はしたくないが)、日本ではいわゆる「抑えた演技」というのがリアルに感じるけれど、台湾ではもっと大きなリアクションをするのがリアルなのかもしれない。
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