あさと

セガvs.任天堂 Console Warsのあさとのレビュー・感想・評価

セガvs.任天堂 Console Wars(2020年製作の映画)
4.6
「実話を元にした映画やドキュメンタリー映画はたとえつまらなかったとしても歴史の勉強になる」と言ってるYouTuberがいて、それに納得した俺はU-NEXT独占配信のドキュメンタリー映画をよく見るようになったんだけど、その中でもこれは1番面白く見れた作品だった。

最終的には保守的な日本の悪いところと自由の国アメリカのいいところが出たような結論になってたけど、途中の日本の勢いがすごい。そもそもが王者、任天堂に小さな企業のセガが挑むという作りになってたのだけど、2社とも大元は日本の企業なのでゲームをして嬉しそうにしているアメリカの人々を見るたびに日本がヨイショされた心持ちになり悪い気はしなかった。
マーケティングの勉強にもなったし、アメリカ国会でセガの暴力表現はアリかナシかを大真面目で論じてるところなんかは日本の影響のデカさを感じた。

たくさんのゲーム社員がインタビューされるなか、日本人として唯一インタビューに答えてた豊田氏、英語はあまり上手ではなかったけど最後らへんでは目がジーンと熱くなるほどの素晴らしい受け答えをしていた。ゲーム業界の強さ、日本の強さがわかる名作ドキュメンタリー映画でした。最後に豆知識だけど、アメリカではテレビゲームのことをNintendoといいます。プレステのこともNintendoっていうのよ。
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