うさぎの森大臣

ある人質 生還までの398日のうさぎの森大臣のレビュー・感想・評価

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)
3.7
数年前日本でも起こった、自分の意思で戦地へ行き人質として捕らわれた人に対する自己責任論。

今回デンマーク政府は身代金を払わず、家族が寄付によって集めていた。
作中、フランス人がいち早く釈放されていたのは裏で政府が身代金を支払ったからであろう。国際的な原則として、テロリストに身代金は支払わないというものがあるが、フランスは裏で支払っているとされている。そして日本もフランス式で支払っているとされている。反してイギリスとアメリカは身代金は絶対に払わないという確固たるスタンスを保っている。

作品を見ても私は自己責任論を支持する。戦地へ行くのは個人の自由だ。自由を行使したことによる尻拭いを国民が支払うのは間違っていると思う。誘拐保険(日本には無いが)や、釈放金を自分で事前に準備しておく、または捕まった際に釈放を求めない、いずれかの覚悟を持って行くべきだと思う。
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