村上春樹の短編を『ハッピーアワー』などの濱口竜介監督が映像化し、米アカデミー賞長編国際映画賞を受賞しちゃったすごい映画。
妻が秘密を抱えたまま死んだことで、2年経ってもそのことで悩み続ける舞台演出家の主人公が、仕事先の広島で出会った専属ドライバーの女性と交流を重ねることで心情に変化が芽生える。
3時間、長さは感じたけど、全く苦じゃなかった。無駄がなく、丁寧に洗練された重厚な世界観がみっちり堪能できる。
"向き合う"、勇気のいることだけど、そうすることで人生を前向きに生きていけるのかなと思った。きっともっともっと深い映画なんだろうけど、今の自分では読み取れることがちょっと少なかったかな。
見終わったあと、少し心が軽くなった気がする。
