みょんふぁ

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期のみょんふぁのレビュー・感想・評価

4.0
初めて見たときはガッカリな出来だと感じたゴッドファーザー最終作
再編集が良かったのか時間が経って感覚が変わったのか改めて見るととてもいい作品だった
どうしても完結作品というよりも1と2の外伝作品のようにしか思えないが兄フレドへの悔恨の念や甥ヴィンセントの物語とケイとの和解などを通してマイケル・コルレオーネの人生の終わりを綺麗に描いていて今回再鑑賞することで好きな映画の一つになった
今作を批判する際の対象になりがちなマイケルの娘役のソフィア・コッポラの演技も純粋無垢のお嬢様って感じでラズベリー賞渡すほど悪い演技じゃない
ただやっぱりひとつだけロバート・デュヴァルの不在は絶対に痛すぎる
コニーやアル・ネリの出番を増やしてなんとかしようとしたのはわかるがどう見てもあの二人じゃ足りてない
脚本での扱いとギャラの格差に納得せず出演してもらえなかったようだけれどコッポラとパラマウントはロバート・デュヴァルの靴を舐めてでもトム・ヘイゲンをストーリーに組み込むべきだった
最期のシーンは個人的には旧作の方が好きだが今作の変更でマイケルに少し救いもあるように感じた
コッポラが本来作るつもりが無くPARTⅡから長い期間を開けた制作でかつ予定通りに制作も進行しなかったにも関わらずここまで仕上げたのは素晴らしいと思う