このレビューはネタバレを含みます
デヴィッド・フィンチャーみたいな濡場から始まって衝撃。氷の微笑を思わせるような殺しに仰天。
人を殺したのにノリが軽すぎて緩すぎてついていけなかった。片思いだった相手から10年振りに連絡が来て、頼まれたからって殺しに走るなんて、衝動的すぎる。
そんな行動に出る程の想いがどこに?って。もっと描写か欲しかった。
頼んだ方の七恵もあまり罪悪感を感じてないようで性格悪そうにみえてしまい最初は全然共感できなかった💦
確かに痣だらけでレイが同情してしまうのは分かるんだけれど。置き去りにされた方の女性も可哀想だし、色々とモヤモヤした。
徐々に罪の意識が感じられて、ふたりにしか分からない何かがあるのは感じた。終始とても楽しそうだし、彼女たちだけの世界があるんだなぁって。
レイの兄が七恵にかけた言葉にはいやいやそういうことじゃないんだよって突っ込みたくなった。自首してそのまま終わるのかと思いきや、兄嫁が理解ある人で逃がしてくれる展開は想像していなかった。
心の内が明かされるまでがとても長かったので、腑に落ちるまで時間がかかった。
別れ際最後の一言でふたりの関係が完成された感じ。
音楽がお洒落🎶
そして水原希子の演技とビジュアルに加点。