映画大好き男が仕掛ける完全犯罪を描いたクライムスリラー映画。
オリジナルはマラヤーラム映画「Drishyam」だと思ってたけど、日本版公式には「Drishyam」のヒンディーリメイク版「ビジョン」のリメイクって書いてた(何でそんなややこしいことに)。
なのでとりあえず、「ビジョン」をオリジナルとして書きます。
これは…オリジナルを観てるか観てないかで全く感想が変わる作品だな………。
ネタはわかっている分、『まさかそんな…!』という驚きはないながら、トリックの仕掛け方や、真相解明の方法がちょっとずつ違うので、これがそういことねーなるほどーと考えながら観るのは面白かった。
………途中までね!!!!!
終わり方!!!!!
序盤から、オリジナルとは違う雰囲気の家族だなとは思っていたけど、持っていき方そういう感じなのねー。
そうかーそうかーそうなるのかーうんうんうん。
これは、どちらも観た人とぜひ語りたいな。
「ビジョン」が好きになれなかった私としては、えーー!!となったけど、結局はオリジナルのラストがやはり完璧だったのかも…と思ったりもした。
インド映画特有の出し惜しみ演出がなく(言い方)、今作はスマートな展開ながら、過激さは増しており、サスペンス感が強め。
発端のアイツも、警察のアイツも、オリジナルより更にクソを極めていた!!
雨のシーンの演出は天才。
アレのあの演出すごい。
主人公が観た映画リストが映ってる中で、「セブン」「殺人の追憶」「悪魔は誰だ」「白夜行(韓国版)」「シャーロック・ホームズ」と、韓国映画が3/5だった(どうでもいい)。
映画は、観れば観るほど知識が増えるのは確かなのだけど、記憶力が壊滅的な私のような人間は、観れば観ただけ過去の作品を忘れていってしまうので、こういう才能欲しいなって本当思う……。
ちなみに、前作から6年後を描いた続編「Drishyam2」もアマプラで今年公開されたのだけど、日本では観れません。くそ!!日本!!頑張れ!!私にラル様を見せてくれ!!
ヒンディーリメイク権を「ビジョン」と同じpanorama studiosが買ったようなので、無事公開された矢先には、またネトフリジャパンさんに頑張って頂きましょう。