剣々

ホワイトシャーク 海底の白い死神の剣々のレビュー・感想・評価

2.0
迫る満潮、海中にはサメ

モデルのサラはカメラマンで元カレのジェイソン、メイクのメーガンと共に撮影に出かけた
ハリケーンの影響で干潮の時だけ姿を現す岩礁で撮影を開始する3人
しかしその周囲には恐ろしい牙が迫っていた…

アサイラム作品の割にはシリアスな作風のサメ映画
似てる邦題の別のサメ映画とは全く無関係です
明らかに質感の違う資料映像のサメとしょぼいCGのサメはご愛嬌である
※ツッコミどころだらけで駄文が長くなりました…すみません

監督はアトランティック・リムのジャレッド・コーン、脚本はビーチ・シャークやPLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星などを手掛けたマーク・アトキンス、第二班の共同監督としてシャークネードの監督アンソニー・C・フェランテと豪華な顔ぶれが名を連ねます

なんとこのサメ映画恐ろしいことにサメに襲われるのが3人しかいないのに、そのうち1人が序盤で喰われてしまう…
※足を噛まれ引きずられたのに頭から潜水するという謎演技で退場
エサが足りないってことはサメの活躍の場が無くなってしまうのです
途中エサ枠のデリバリーがあったから、耐えかねたサメが出前でもとったのでしょう

サラは携帯で助けを求めますがここでも謎行動
911に通報しようとごく自然のことを言うメーガンに対してサラの答えは、充電も少ないからチャンスは一度きり…だからパパに電話するわ!私達を助けられるのはパパだけよ!
は?一応このパパは民間パイロットなんですが、この状況でそのチョイスする?

さらにパパが冷静に状況を聞き避難できる島がないか訪ねた時は、この岩礁に来る途中に島を見かけたらから探してみると答えるサラ
ただし、その背景には堂々と島が映り込んでいるのである…見えとるやないか!!
序盤からこの展開で大丈夫!?(大丈夫ではない)

その後もこの辺の島は全て沈むって話してる背景には、青々と木々広がっている様子が見えます
多分後ろの方に陸地あるね!
その他ボートが来ても珊瑚礁で近づけないと言うが、下はどう見ても砂なんてことも…
そんな感じで説明と映像が辻褄合わないことが多々あるのも本作の特徴です

幸いこのパパが有能だったため、少ない情報を元に的確に捜索エリアを割り出し空からも捜索が始まります
本作では時々捜索隊パートが挟まり場を持たせようと努力してくれますね
一方生存者のサラとメーガンは、カヤックでちょっと進んでは休憩したり喧嘩しながら避難をしていた…だめだこりゃ…大体喧嘩してるわ

この映画の面白さはサメくんにかかっている!頑張れ!!
あーだめだ…イルカに追い払われた…
今度はチャンスだ!いけ!サメくん!!
あっ!カヤックのパドルを構えてるぞ!?
サメくーん!危険だ!!やめろー!!
あとは喧嘩を除けばそんな映画です

喧嘩と捜索時々サメ、映像的な矛盾を添えてな作品でした
剣々

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