マスカレード・ホテルの続編。前作はとてもお気に入り。ホテルに訪れる人の群像劇と殺人予告の犯人を追う展開は同じ。
「すべての人を信じるホテルマン」「すべての人を疑う刑事」
この対局のバディは面白いし、それぞれの個性が際立っている。
今回の展開はとてもわかりにくい。今何が起きているのかがわからない。
とても大変なことが起こっているみたいだけど…何?。という感覚がずっと抜けずに置いてきぼり感が半端なかった。
どうしても前作と比べてしまうが、ホテルマンや刑事が何気に見せるプロとしての仕草が少ない。少ないと言うより「丁寧に描かれていない」という印象がする。
推理ものにミスリードは欠かせないけど、それらがセリフで「◯◯のはずだ!」というのが多いので「ちょ、待てよ」って思っちゃう。
というわけで、あまりオススメじゃない。