いわやん

総長の首のいわやんのレビュー・感想・評価

総長の首(1979年製作の映画)
4.0
中島貞夫監督

大正から昭和にかけての東京の浅草を舞台に、大きな組と小さな組、それに愚連隊が加わっての抗争を描いた作品。

実はモチーフの事件があるけど、設定を変えてボカしてました。

事件を知ってる人が見ると、若干の変更はあるが、大筋で話が分かるので面白かったです。

キャストも豪華で当時の若い役者をほぼメインに使い、清水健太郎、ジョニー大倉、三浦洋一、小倉一郎が「仁義」のように生き生きと活躍し、大御所の鶴田浩二、品川隆二、小池朝雄辺りが重要な役割で作品の格を上げてます。

事件からすると、主役は清水健太郎なんですが、そこは役割を菅原文太と分けて、菅原文太が主役となってます。

脇のキャストも面白くて、裏切りの成田三樹夫、ヒットマンの岸田森、鉄砲玉の片桐竜次 なんか印象的でした。

スコアは悪いみたいですが、私は好きな作品で、多彩なキャストで豪華でしたけど、ちゃんと事件は描いてると思いました。
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