そーほー

TOVE/トーベのそーほーのネタバレレビュー・内容・結末

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ムーミンのことは知ってたけどムーミンを作った人について何も知らないから見てみた。
ムーミンについてはあまり言及されず
映画開始して数分は戦争の辛さ、苦しさ、困窮さから目をそらすために創造したものかと思いましたが、元々周りとは違う感性を持って絵を描いていた彼女の息抜きとして作られたのがムーミン、でも息抜きにしてはキャラクター 1人1人の設定や想像上の土地の地図まで描いているという息抜きを超えた作品になりつつあった。その中にはヴィヴィカとの思い出、関係を反映させたキャラもいました。トーべは後々自分のやりたいことを貫きますが偉大なる彫刻家の父の名と、自分のやりたいことや経済的な視点から常になにかしらの葛藤がありました。自信満々で心身の自由を追い求めるトーべですが、時に寂しがり屋でなんだか脆い存在にもなります
それはまるで作中で説明されるムーミンそのもののようです。トーべの身の回りの人物がムーミン谷のキャラクターになっているのもなんだか良いですね。
父に認められようと奮闘しているトーべ
実は父が1番トーべの活躍を見ていて
最初から認めていたと亡くなった後に知るのは感動
ジャズやエレクトロスウィングに身を委ね
感情的に踊るトーべが印象的
そーほー

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