どらみ

愛のくだらないのどらみのレビュー・感想・評価

愛のくだらない(2020年製作の映画)
4.3
懸命だから余裕が無く
いつも不機嫌な景
大切な人の想いに気付かない
自分の不甲斐なさに誰もいない処で泣く
(人前で泣ければ可愛いのにね…)
景は私だ
パンフを読みながら泣いてしまった

野本監督の作品に惹かれ続けるのは
不器用で弱く不完全な人というもの
その存在に寄り添い続ける知的で温かい眼差しに他ならない

野本監督の脚本に嘘はない
器用な立ち回りが苦手なのだろうと感じる
実直な監督自身が
圧倒的男性優位な業界で遭遇し感じてきた事
自身も失敗しながら働き誠実に作品を創り
恋愛し生きてきた日々が
作品にリアルと深みを生む

様々なマイノリティーの生き辛さを救い上げ
社会に発信し続ける野本監督を追い続ける

短編の特集上映からずっと追っかけ続けている
(女性映画祭には差し入れ持って押し掛けたし笑)
野本梢監督、主演の藤原麻希さん、麻希さん同様ずっと野本組の橋本沙也加さんのシネマスコーレの舞台挨拶2日目に参加しました
スコーレ副支配人坪井さんから、良くこれだけ沢山のテーマを詰め込んだよねとお褒めの言葉✨
藤原さんは小さいお子さんの子育てをしながらの撮影だった
二人の部屋は藤原さんの自宅
(1歳のベビー仕様の部屋を二人暮らしの部屋に作り替えるのはとても大変だったそう)
椿さんちは藤原さんの実家を提供されたと
サイン貰いつつ監督に
何%引き男はいたんですか?
元カレです。笑
監督曰く 信頼できる方々としか作品作りはしません!

そうそう、本作観ながら
優しい気持でも言わなきゃ相手には伝わらないって
最近実生活で強く思った事も想い出したり…
どらみ

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