Mypointofview

コンフィデンスマンJP 英雄編のMypointofviewのレビュー・感想・評価

3.5
ゲストで出演した、ハリウッドのヘアメイク役の山田孝之さんは、セリフが無いのに笑いをしっかり残してきて、印象に強く残った。セリフの言い回しだけでなく、効果音的なものを自分で発することで、笑いが取れるというテクニックを見せてくれた。
そして、その音を出すというところを、しっかりと長澤まさみさんがその後のシーンで使っていて、これは基本テクニックおして、押さえておくべきであり、見たものはしっかりと自分の演技に取り入れる、芸を盗むことの重要性と、そのインプットとアウトプットを繰り返すことが、演技テクニックを育て身につける上で、最も近道であり俳優として常にやるべき仕事だと痛感させられた。
彼らはそれをちゃんとやっている。

そしてどの俳優も、自分の強みを最大に生かしてキャラクターを立てていた。何が得意で、何が観てる人を圧巻することができるのか、それをわかった上で芝居に取り入れることが、「自分を少しだけ入れる」ということなのかもしれない。
俳優としての自分の武器を知ること。これは俳優という領域を仕事にするものとして、ちゃんとわかってクリエイトしていく必要がある。