イヌケソ

カラーパープルのイヌケソのレビュー・感想・評価

カラーパープル(2023年製作の映画)
3.5
スピルバーグ版未見で、どういう話かも知らず鑑賞。

ミュージカル部分は直球ソウルで実に心踊らされた。

年代がテロップとして出て来るんだけれど、
当時は全世界的に女性の地位が著しく低かったのだな、と。

セリーは親に売られ、
夫には理不尽にぶん殴られ、きつい家事をやらされ、
ただ中に出すだけのセックスを強いられる。
これは生き地獄だ。

そんななか、夫に負けない強さを持つソフィア、
女を武器に自立したシャグと出会い、
彼女は辛い中で生きる道を見つける。

1番の泣きポイントは、白人に反抗しただけで
牢屋で矯正を受け、心を閉じてしまったソフィアが
笑いを取り戻すシーン。

セリーがネッティと再会するシーンも泣けるんだが
やっぱり容姿が微妙に一致しなくて涙も引っ込んだ。

ミスターが最後いい人っぽくなっているのもなんかなぁ、、、。
最後はお伽噺っぽい着地で、フェミニズム的ではなかったかなぁ、、、。
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