よしくん

ある用務員のよしくんのネタバレレビュー・内容・結末

ある用務員(2020年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ヤクザの息子に生まれるか、平穏な家庭に生まれるか、大会社の御曹司に生まれるか、それが人生の大半を決めるのか?

親がヤクザでやるかやられるかの世界。自分の親父を殺した奴に育てられる。突き放すより、子飼いにしておいた方が都合が良いと割り切って。しかし、彼も本当の自分の娘を可愛がり、娘の見張り版として、娘の学校の用務員に彼を送り込む。

しかし、そこはヤクザ。娘の他に息子もいて、何層にも恨みが渦巻く世界。周りが殺し合いをする中、用務員は娘を守り切る。あんたのこれからに俺は邪魔になる、1人で生きてゆくように、と言って。

その後、彼が生きながられたかわからない。しかし育て親も親は親。仇を打ちつつも、仇の願いも聞き届ける。だが、因果な世界だ。娘は普通の人生を全うし切ることができたのだろうか?
親が数多犯した罪の因縁にどう立ち向かえたのだろうか?
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