Pegasus

窓たちのPegasusのレビュー・感想・評価

窓たち(2021年製作の映画)
3.5
舞台挨拶付きndjc2020にて。

どこにでもいそうなカップルのどうしようもない日常を切り抜いた作品。
最近だと『花束みたいな恋をした』みたいな作風で、ほんの些細なことでどんどん歩幅が合わなくなってくる姿をゆっくり丁寧に描く。
足のタイミング合わせたり、オシャレだけどどこか古臭い衣装。信号機の照明など色々監督のこだわりを感じた。
志萱大輔監督も舞台挨拶で仰っていたけど、笛の絶妙な音楽もこれってわけじゃないけど雰囲気が出ててじんわりくる。
ラストも『新聞記者』みたいで余韻が心地良かった。

正直、ndjcは「若手映画作家育成プロジェクト」ということで不安もあったし少し甘く見てたけど、行って良かった!
普通に素晴らしい映画が創られているし、そこら辺のパターンの決まった商業映画を観るより全然価値がある。監督との交流も出来たし素晴らしい企画ですわ。来年も絶対行きます!
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