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アザー・ミュージックのSoulFoodKitchenのレビュー・感想・評価

アザー・ミュージック(2019年製作の映画)
4.2
ニューヨークの音楽マニア、ミュージシャンの間では有名な個性的なレコード店「Other Music」が閉店を迎えるまでのドキュメンタリー。
僕も小さい「ミュージックバー」をやってますが、この店の姿勢には凄く共感出来た。
売れ筋よりも店員が興味ある音楽、好きな音楽、聴いてほしい音楽を揃えてる。
新しい音楽、未知の音楽に出会える場所。
でも、フレンドリーで「レコード屋」やけど、音楽好きが集まり音楽を語り合うコミューニティースペースになってる。
流れてる音楽も類似性があるわ。
インストアライブでは、モグワイ、ウィークエンド、ヴァンパイヤ、アニマル・コレクティブ、ゴースト、日本発アシッドバンドのゴースト、エジプトのティナリウェン‼️
お店なフェアウェルコンサートでは、ヨラ・テンゴ、オノ・ヨーコ❗️
定員さんのお気に入りは、ベル&セバスチャン、ステレオ・ラブ、坂本慎太郎、ブラジリアンサイケのムタンチス、ブリティッシュ・トラッド のヴァシティ・ブニヤン❗️
店内のレコード棚にはJB'S、13フロアーエレベーターズ、カン、イエス1st、ナイヤビンギのダダワー、ローリー・アンダーソン、ボブ・ディラン‼️
9•11の日はディランの「廃墟の街」を掛けたそうや。
ルー・リード、ジェームス・チャンスも登場。
その他、フレンチポップに民族音楽、エクスペリメンタル、実感音楽、電子音楽と盛り沢山❗️
ニンジャチューン関係者「アメリカでの売上は、この店がほとんど」
酔っ払いが来て「スティーブ・レイ・ボーンはあるか?」と聞かれて「無い」
「メタルに詳しい店員はいないから、メタルは置いてない」て、ウチの店と同じやん。
何より、ジャンルに捉われない姿勢が大好き。
お店は結局、配信の影響、そして、レコード版の見直しで売り上げはあったものの、CDの売り上げ減の穴埋めには成らず。
そして、家賃の高騰等で周りが個人店からファッションブランドの店ばかりになるなどの環境の変化等で2016年に惜しまれつつ閉店しまった。
ネットで気軽に音楽を聴けるようになったけど、やっぱり実際に人と人が対面して好きなものを語り合うのは楽しいし、そんな場所は絶対に必要やと思う。
ミュージシャンのドキュメンタリーは沢山あるけど「音楽好き」の側からのドキュメンタリーて珍しい。
でも、好きなものについて集い語り合う人て、ホンマに面白いし、魅了的やな〜。
そんな「音楽愛」が全編からビシビシ伝わる映画やった。
音楽好きには、是非見て欲しい映画です。

僕の店も、もっと「音楽好き」そして「映画好き」「アート好き」が集まって欲しいし、そんな店を目指していきたいから、遊びに来てな〜😍

て、お店の宣伝なっとるやないかい‼️
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