たかし

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのたかしのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

IMAX字幕鑑賞。
→大きなスクリーン上映減ってたからIMAX敢えて選んだけど下部が切れてたから違和感あった(専用カメラ撮影ではなかったからしょうがない)


チョコレートの魔術師と自負するウォンカは亡き母との約束である自分の店をもつためにグルメガレリアに上陸。
しかし、チョコ組合(カルテル)の3人(スラグワース、プロドノーズ、フィクルグルーバー)によって邪魔され、一文無しのウォンカは宿屋で更に詐欺にあいクリーニング屋で強制労働を課せられる。そこには同じ境遇のハイパー(配管技師)、ロッティー(電話交換手)、アバカス(会計士)、ラリー(売れない芸人)、みなし児のヌードルがいた。

❮ウォンカとウンパルンパの関係❯
作ったチョコの入った瓶を度々盗むオレンジ色の紳士・ウンパルンパを捕えることに成功。彼はウォンカが自国の貴重なカカオを取ったことで国を追い出されていた。そこでウォンカに付きまといチョコをくすねていた。

諦めないウォンカはヌードルとともに動物園に忍び込みキリンのミルクを手に入れ、クリーニング屋の仲間と協力して地下水路を使って警察の取り締まりから逃げつつ店のオープンに行き着く。大盛況のなか、チョコ組合の仕業で毒を盛られ店はめちゃくちゃになる。

チョコ組合から街を出る代わりに仲間の自由を与える取引を持ちかけられ、去るウォンカ。しかし、船には爆弾が仕込まれ危うく死ぬとこだった。

舞い戻ったウォンカはスラグワースの元会計士アバカスの情報からチョコ組合はチョコを水で薄めて販売している。警察と教会をチョコで買収し教会で厳重に管理されているという裏帳簿を盗む作戦で反抗に出る。
作戦がバレてしまい、ウォンカとヌードルは賄賂にも使われた裏チョコによって死の淵に…。そこを助けたのはウンパルンパ。ウンパルンパ用のチョコを組合3人に食われた仕返しでチョコを排出して2人は脱出。そして、組合と警察署長の不正が露になり逮捕。

ウォンカは味見担当としてウンパルンパを勧誘し、チョコの更なる普及のためにチョコレート工場建設を決意。


[設定補足]
○ウォンカは文字を読めないと知ったヌードルが教える。その結果、裏帳簿に記された不正を明らかに出来た。
○ヌードルの親はスラグワースの弟。スラグワースは弟死後、貧しい彼女の母親から育児を頼まれるも捨てた。ウォンカらを騙したスクラビットが拾い虐げていた。ヌードルの母は図書館で働いてることが判明し母の元へ出向く。

[感想]
ティモシー・シャラメを堪能出来る作品。ファンだから満足。予想以上にミュージカルな作品。『チャーリーとチョコレート工場』のウォンカが工場を作るまでのストーリーだが、Jデップ演じたあのひねくれ者の影はなく、2つの作品にはまだストーリーがあるようだ。悪役と味方がわかりやすい構図で、色彩豊かなファンタジー溢れる作品。ヒュー・グラントがウンパルンパやってるギャップは笑える。Mr.ビーンが出演してるとはビックリした。仲間は皆、元の世界に戻ってハッピーエンドを迎えた。
ウォンカとヌードルの共通点は母の愛情であり、ウォンカが母から教わる「チョコを美味しくする秘密」は誰かと分かち合うことだった。つまり、これがこの作品が描いてること。
たかし

たかし