たかな

CUBE 一度入ったら、最後のたかなのネタバレレビュー・内容・結末

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作や前情報なく菅田将暉さん出演と星野源さんが主題歌を担当してるというミーハーな気持ちで観てきた。

率直な感想は、ただ人の嫌なところだけ焦点を当てた何も得られなかった映画だった。
元からサスペンスとかは苦手で開始10秒くらいで1人亡くなり、ハッと息を飲んだ。最初の引きはよかった気がするが、ストーリーは謎ばかりで何も解明されない。CUBEはそもそもなんなのか?どこにあるのか?CUBEにくる人間の共通点は?犯罪者がきてるのか?と思うと別に違うというかそんな過去描写はないし、トラップのある部屋の規則性に気づいた時もアッサリしてて、わかって当たり前みたいに進んでいくのが自分の頭が悪くて納得できなかった。キャラクターのステータスの紹介がないから急に規則性に気づくのも突然で置いていかれていて、特技なんですとか作品としてはせめて一言説明があってもよかったんじゃないかと思った。語られてないことが多すぎて、気になるを超えて不親切だと腹ただしさを感じた。

それ以外は役者さんの演技力を目の当たりにしたというか、演劇を観ているようだった。 スコアは付けたことないから基準がわからないので今回演技力に対して3.0付けてみたけれど、正直それがなかったらもっとスコア下げてもいいかなと思ってしまった。(役者さんに対しては褒めてる)
でもその演技もカメラワークとか視線の運びでこの後の展開がどうなるのかが想像しやすくて(意図してるかは不明)、観ていてワクワクとか期待がなくて残念だった。
最後絶対死んでるというか致命傷負ってる菅田将暉さんが起き上がったところとか杏さんに対してお姉さんは行かないの?とか質問が出ないのも理解し難い内容だった。

せめてこの映画を観たことで得られる知見があればよかったのにと悲しくなる。
自分の中でおかわりはもうないと思う。
たかな

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