このレビューはネタバレを含みます
原作のCUBEが好きで観てみようと思っているアナタ!!
きっとその心持ちでは酷評にしかならないので、一旦気持ちのリセットをしてゼロの気持ちで見ることをお勧めします。
リメイク作品なのかもしれないけど、ただただ酷い。
原作ネタを使って、日本で抱えている問題点的な物を落とし込んで描ければ日本らしい作品が出来るんじゃないか?作りたい!! みたいな希望?野望?みたいなものだけがチラつく映画です。
冒頭は原作に合わせたような進み具合だけど、原作のようなハラハラドキドキ難読解読的な要素は薄いです。
日本人の独特の心理や心持ち的な部分を大きく脚本に取り入れてしまっている割に、背景が全く描かれておらず(カットした?)なぜか菅田将暉の役どころのみスポットを当てた描き方になっている為、コレジャナイ感がスゴいです。
また、そこを強く推している為、心理描写的な部分も原作では面白いところなのに、これまでの人生でこうだったから的な日本独特の描き方が絶妙に違和感しか生まれておらず、、、残念。
細かい点だと、
箱の構造ならではの厳重さや重厚感が無く、軽い。
"鉄の箱"だという圧迫感的なものはどこいった?
また、
演技自体は申し分ないのですが、アクション?(身体を使う演技)の演出がものすごく軽い為、お話の重たさ、辛さのようなものが全く感じて来ません。
とりあえず、
上の扉に上がるのならほんとうにぶら下がって登るくらいの演技はした方がこのお話の凄味は出たのではないかと思います。
そして、
結局のところどういうことなの?
何が言いたいの?
え?なんで???
と、最後までハテナ(?)を残して終わるという。
奇々怪界なお話と認識しました。
最後に、ぇ?
なんで急にポップな曲でエンディング???
イミフ過ぎん???
☆野さん家の源さんをチョイスした意図とは?
157ですか?
いやほんと一言でいうなれば
「残念です。。」
※たぶんこれは、素数があるお話です。( )