J・ブレイクソン脚本・監督のクライム・スリラー映画。
法定後見人のマーラは、判断力の衰えた高齢者を守り、ケアすることが仕事で、常にたくさんの顧客を抱え、裁判所からの信頼も厚い。
実は医師やケアホームと結託し高齢者たちから資産を搾り取る悪徳後見人だった。パートナーのフランとともにすべては順風満帆に思えたが、新たに獲物として狙いを定めた資産家の老女ジェニファーをめぐり、次々と不穏な出来事が発生し始める。身寄りのないはずのジェニファーの背後にはなぜかロシアン・マフィアの影が見え始める。
迫りくる生命の危機、まさに絶体絶命、マーラの運命は・・・。
【キャスト】
マーラ・グレイソン：ロザムンド・パイクン
ローマン・ルニョフ：ピーター・ディンクレンジング
フラン：エイザ・ゴンザレス
ディーン・エリクソン：クリス・メッシーナ
ジェニファー・ピーターソン：ダイアン・ウィースト
フェルドストロム：メイコン・ブレア
カレン・エイモス医師：アリシア・ウィット
ロマックス判事：イザイア・ウィットロック・Jr
アレクシー：ニコラス・ローガン
サム・ライス：ダミアン・ヤング
こんな知的な悪役はあまり拝見する事がないのでゾクゾクする程に刺激的でした。
法定後見人、本当に認知症が進んで身内がいない高齢者には有難い職業です。只、マーラ演じるロザムンド・パイクンは違います。これだけ肝が据わっていれば、負ける事はなさそうです。法を味方にやりたい放題で、どれだけの高齢者を食い物にしたか分かりませんね。おいおい、売っぱらうの早過ぎるよと突っ込んでしまいました。流石にロシアンマフィアに狙われた時には終わったと思いましたが、日頃のエクササイズが役に立ちます。ロシアンマフィアに立ち向かうとは、何と勇敢なんでしょう。護衛用とはいえあんなに完璧にスタンガンを準備して使いこなすとは凄いですね。
はっきり言って後半は全く読めない展開で楽しく鑑賞しました。
ラストは、ですよねと納得できました。
