「今ならまだやり直せるよ」
前半はいわゆる陽キャ、後半はいわゆる陰キャを中心に描く。
私はこの作品の後半側の人間である。
正直前半は自分が描けなかった中学生時代に対する嫉妬で気が狂いそうになった。
しかし後半から徐々に自分の中学生時代とリンクしていき、自分だけじゃなかったんだという安心感が出てきた。
それでも前半側の人間に対する嫉妬は消えない。
ただ、それを払拭するかのようにクリープハイプの『栞』に救われる。
それぞれの学生時代を肯定するかのような曲で、自分の学生生活は間違っていなかったんだとそう思わせてくれた。
ありがとう学生35人+先生、ありがとうクリープハイプ、ありがとう竹林亮監督。