ドラマ
銃乱射事件の被害者と加害者の両親の
話し合いを描いている
今から観ようと思ってる人は、いろんな情報を入れず観たほうがいいと思う。
こういうワンシチュエーションのドラマって
過去にも色々あったけど
こんなにシリアスで胸が締め付けられるのは
初めて観た。
4人の対話のみで、何が起こって、どういう状況だったかを想像しながら理解する。
キツイのは被害者も加害者も亡くなっている
そして共に子を亡くしているということ
6年経ってもその時のことを覚えていて
決して消えることがない想いを抱えていて
話す事さえ辛くて、もちろん向き合うってことなんかは、できるわけがない。
でもそれぞれの想いをテーブルを挟んで
伝える事で息子たちを偲び
彼らが生きた意味、自分たちが生きていく意味を見つけようとする
ほんとに終始辛かった
被害者の両親が辛いのは承知の上だけど
加害者の両親も同様に辛くて
自分の育て方が悪かったからか
あの時こうしていたらと後悔しかない
どんな形であれ、子供を亡くすというのは
心底苦しい。生きている心地がしない。
彼らがこの対話で全て救われたとは
思わないけど、前に進むきっかけになったのだろうと思ったら泣けてきた。
前に進む事って本当に難しいから。
クリスチャンだけどそこまで熱心じゃないと言ってた被害者の父が最後に賛美歌を聞いて涙するってのが、無信仰の私にはあまりわからなかったけど、気持ちが動いたというのを描くには出来すぎだったと思う。
人生の意味や価値、それについて考えるのはよくわかる。なかなか答えはでないけど。