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99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIEのkuuのレビュー・感想・評価

3.8
『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』
映倫区分 G
製作年 2021年。上映時間 119分。
2016年と18年にTBS『日曜劇場』で放送された松本潤主演の人気ドラマ『99.9 刑事専門弁護士』の劇場版。
深山役の松本潤、佐田役の香川照之らテレビ版でおなじみのキャストに加え、新人弁護士・穂乃果役で杉咲花が参加。

常に事実だけを追求し、99.9%逆転不可能と言われる刑事事件で最後の0.1%まであきらめずに真実を追求し、無罪を勝ち取ってきた型破りな弁護士・深山大翔。
斑目法律事務所の刑事事件専門ルームは、室長から所長へと昇格した敏腕弁護士・佐田篤弘のもと、新人弁護士の河野穂乃果も加わり、事件に挑む日々を送っていた。
ある日、15年前に起きた天華村毒物ワイン事件に関する依頼が舞い込む。  
事件には謎の弁護士・南雲とその娘エリが関わっていた。
村の青年・守の協力を得て、事件を徹底的に調査していく深山たちだったが、思わぬ罠が彼らを待ち受けていた。

癖の強いキャラがゴッツおんなぁ。

三代目ヒロイン?杉咲花もかなり濃い新人弁護士・河野役でかななか健闘してた。
今作品で、主演弁護士を演じるのは松本潤で、2016年、2018年とTBSテレビにて日曜劇場で放送され、熱い支持を集めたってか個人的にはかなり嵌まって観てた。
私的には待望の映画化やったはずやのに。。。
どうしてか、かなりの時間が開いての視聴。
今作品は、99.9%逆転できない刑事事件に個性豊かな弁護士たちが挑む、新感覚の快感リーガルエンターテインメントって云えるかな。
日本の刑事事件の裁判の有罪率は99.9%。
日本の司法制度の信頼性が高いことの証明とも云えるが、一度起訴されると検察が考えたストーリーが正しいという大きな落とし穴がある。
しかし、99.9%が有罪になったとしても、残りの0.1%を確定させなければ、本当に『事実』にたどり着いたことにはならない。
今作品は、その0.1%まで諦めずに事実を追求する弁護士たちの物語って真面目なテーマもある。 今作品では、超型破りな弁護士・深山(松本潤)、敏腕弁護士・佐田(香川照之)、3代目ヒロインの新人弁護士・ほのか(杉咲花)のもとに、15年前に起きた毒酒殺人事件に関する依頼が入ってくるって展開でした。
どーでも良いのですが、映画『ビーバップハイスクール高校与太郎音頭』などに出演してた北高の工藤役と、ノブオ役の俳優さんが揃って出てた。
こりゃ明らかに狙ってるなぁと笑えた。もいましたよね?
あまりにも懐かしい。
扨、今作品物語ですが、序盤の『熊本編』と中盤以降の『ワイナリー編』(『天下一武道会』ならぬ『天華一葡萄会』にて)の2つの事件があって、ワイナリー編はかなりしっかりとした謎解きやった。
こないな構成で、事務所内の人間関係や南雲弁護士との関係が分かるようになっており、ドラマを観ていない人にも十分に配慮された構成になってるかな。
ワイナリー編は、上映時間残り30分ぐらいで謎解きが手詰まりの状態になって、20分切った段階でも大きくは動かないので、ある意味ハラハラしながら観ていると、最後にアッという謎解きと
ともにラストをむかえるようになっており、とてもよくできていると思いました。
まぁ、今作品シリーズに思い入れもあるし、評価は贔屓目甘めですが面白かった。
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