このレビューはネタバレを含みます
ボーが可哀想だ
本当に起こってなくても、妄想だとしても、
怖かったり痛かったりするのは可哀想だ
最初のものすごく治安の悪い街は、ボーのあらゆる不安を表しているようだと思った
母親の顔色次第だった少年期
思春期に大人になることも阻まれて
親元を離れて1人になっても、自由になるどころかずーっと辛いままだ
観る前は、怖いのかな…とビクビクしてたけど
ただただボーが可哀想で
いつも遠慮がちで、小さな声でしょっちゅう「sorry」って言うボー
ラスト、母親の落とした手すりのパイプみたいなやつで、
水とんの術みたいにして実は生き延びてました!ってなって欲しかったなあ
「みんなどん底の気分になると良いな✨」って言うアリ・アスター監督がそんな終わり方しないって分かってるけどさ