セイラ

彼女が好きなものはのセイラのレビュー・感想・評価

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)
3.7
・違って当たり前なのに、わざわざ違いに言及して、「違いを認め合おう!」って言いたがる現代に必要な映画
・この題材はマイノリティに限ったことではない

完成披露試写会にて

月並みだけど、“分かってる”ってなんだ、“理解がある”ってなんだ、と改めて思った。
他人の趣味嗜好を勝手に話すひとがいるのが当たり前である以上、SOGIに関わらず観て損はないと思う。

「○○ちゃんは△△くん好きらしいよ」とか「アニメヲタクだから変」とか言うひと自体
撲滅したいのに、アウティングするひとってどうも減らない。
噂話って楽しいし、敵が共通だと仲は縮まりやすいし、誰でも身に覚えがあるからこそ、
自分の発言が他者に与える影響を考えられた気がする。
自分のひとことは他者を追い詰めうるし、救いうる。
スイカという3文字が絆を強くすることもあるよね。

教室のシーンは圧巻。気持ち悪いどころの騒ぎじゃない。
とってもリアルで、とっても普通だった。
SOGIについてロクな教育も行ってないのに、いきなりディスカッションなんてしたら絶対にあんなふうになる。
コンテンツ化した他人事を良いか否か討論するのは下世話だ、、
そもそも誰かが誰かを好きなことに関して皆でどう思う?って
話すのはナンセンス。
良いと思うって答えるに決まっているでしょうよ、と究極に悲しいシーンだった。とても良かった。

こんなレビューを書いておきながら多分わたしもちゃんとわかっていないので、
この映画を観たのでよく理解できましたとは言わないけれど、
山田杏奈ちゃん演じる三浦紗枝から学ぶ姿勢はたくさんあった。
分からなくても良いから、分かってるふりだけは絶対しないで、
知る努力だけはしよう、って思う。興味本位からの知識収集ではなく、
大事な友達と仲を深めるためだけに学びたいなあ。


‐‐‐たまごやきと海老ピラフ‐‐‐
お弁当がとってもおいしそうだったのと、エッグスタンドわたしも欲しくなって買っちゃったのでこの二つ。
チャーハンと同様ピラフもフライパンでパラパラにするのって意外と難しいし、お台所に立つ時間も短縮できるので、炊飯器がおすすめ!
二合炊きで0.5合までお水を入れたら良い感じでした。玉ねぎの水分が気になる方は、いったん冷凍してみじん切りして飴色に炒めてから炊飯器行きでも良いかも。でも生でいれても割と大丈夫だと思います。
卵焼きは予熱をして、ずっと強火で作れば純くんみたいにできるかと!
いつもチーズとかかにかまとかほうれん草いれがちだけど定番もやっぱりおいしいと気づかされました。
‐‐‐
セイラ

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