ノーカントリーのJBのレビュー・感想・評価

犯罪組織の大金を手にしてしまった男、彼を追う殺し屋、そして一連の事件を追う老保安官の追跡劇を描いた衝撃作。

劇中一切音楽が流れないのは新鮮だったが、そのおかげで映像や物語に集中できた感じはある。コーエン兄弟の演出も凄いけど、何より印象に残ったのはやっぱハビエル・バルデム演じる殺し屋のアントン・シガー。バルデムの笑顔は素敵なのに、シガーが笑うと何でこんなにも怖いのか。こういう人にはリアルでは絶対遭遇したくない。

とにかく緊張感に溢れてて見飽きることがない。ふとした時に見たくなる映画。