愛

真夜中乙女戦争の愛のネタバレレビュー・内容・結末

真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

元々二宮健と原作が好きなので最強なタッグでの映画化はとても嬉しかったけどあの原作者とあの監督でジャニーズが主役なんだ…と勝手にモヤモヤしながら見た
結果からいうと永瀬廉をジャニーズだからとなめてた、本当によかった
「私」が永瀬廉でよかったし先輩が池田エライザでよかったし黒服が柄本佑でよかった、キャスティング天才
正しさがバカを見る世界で器用に生きられない私とそれでも真っ直ぐ気高く生きられるはずだと信じる先輩。眩しい
ラブリーという言葉が全く似合わない柄本佑がよかった
二宮健らしい演出で真夜中乙女戦争の世界観を壊さないよう表現されてて沁みた、温度感は原作のままではないでしょうか
俳優永瀬廉いい、ただふとした歩き方がジャニーズでそこは笑っちゃった
多分原作知らない人はなんだこのポエマーな自己陶酔映画はってなると思うのでこの評価は頷けるし安易には薦めずらい作品

「人間は人生において必要なタイミングで必要な人間に会えるんだ。これまでもそうやって生てきたし、お前に会うこともできた」
「あのね、何事も本気になった人は壊れちゃうんだよ。多分彼らのような人にとって世界の全てが本気に見えるから。壊れることでしか生きられなかったのかもしれないよ。ねえライン教えて?」
サノサの石
「毎日毎晩死ぬほど暇ですが僕の内側は死ぬほど忙しいです」
「私たちは分かりきった簡単なことを積み上げていくしかない」
「立ち止まったって多分世界は優しくなんかならないよ」
「ねえ君は私がいなくても生きていける?」「それは悲しいけど多分1人で生きていけます」「よかった、私もだよ、両思いだね」
「人生は短くて儚くて理不尽だ」
愛