【がんばれ】
退屈することなくリラックスして観ることが出来た。
現在(コロナ禍のなか)の若者の、特に、大学生の不安や焦燥感を背景に、優しい視点で紡がれた物語だと思う。
たぶん、戦後と言われる歴史のなかで、多くの人が様々な出来事に直面し、やりたいことを制限されることはあったと思う。
僕のころだったら、”戦時中は.......”なんて言う人もいたが、そんな時代と比較をする!?なんて思っていた。
でも、きっと70年代だったら石油ショックとか、80年代だったら円高不況とか、90年に入ると日本のバブル経済の崩壊、2000年にはITバブル崩壊、2000年代後半は金融危機、2010年代は欧州経済危機、日本では大震災、そして、2020年のコロナと、結構、それぞれ若者が思い通りにならなくなるようなる出来事が起きた。
2000年代は花形だった金融も、2010年代にはオワコンと言われるようになった。
高度経済成長の時の経済をけん引した産業はとっくの昔にオワコンだ。
ソニーは現在、セクターで云ったら、もうすでにハイテクメーカーではなくて、ゲーム関連銘柄と世界的にはみなされている。そんなソニーは車作りにも着手していて、もしかしたら、トヨタのライバルに......なんて(笑)
まあ、世の中なんてそんなものだ。
コロナ禍や、今回のロシアによるウクライナ侵攻で、世の中のシステムに変化は絶対にあるように思う。
だから、今は、”今できること”をきちんとして、若者には変化に備えてほしい。
何もせずに傍観して、変化に備えることなんてできないからだ。
何かを継続してやり続けることには、人生を生き抜くノウハウみたいなものが隠されている気がする。
おじさんやおばさん、じじいやばばあにも発想の転換は必要だ。
だから、若者以外もがんばらなくてはならない。
そんなふうに思う。