仮面ライダーを観るつもりで劇場にお越しください。
映画を観るつもりじゃなくて。
本作では、鑑賞前に必要な心構えがあります。
それは“仮面ライダー“の知識というよりも【石ノ森章太郎関連についてのリテラシー】かと私は思いました🤔
詳しくは後述しますね。
たとえ何も知らされていなくとも一発で感じる【まごうことなき庵野秀明監督作品】であり…
いま考えてみると『ゴジラ』も『ウルトラマン』もまだ口当たりが優しいほうかもしれません。
庵野監督が”仮面ライダー”にこだわり続ける気持ちが伝わってくる映画でしたよ😲
『ふたり』揃い踏みの際のテンション。
本郷猛の哀しみ。
一文字隼人の孤独。
緑川ルリ子の可憐さ。
サイクロン号の驚きの新性能w
工場をはじめとする無機質な構造物。
シンメトリカルな構図。
分岐する引き込み線。
そして次々に登場する【マジで⁉️】なキャストたちで、予告編ホントに秀逸でした😳
そういえば昔から1号は『変身‼︎』と言ったことがない。
戦闘中にいきなり場所が大きく変わるのはどうして【とか、絶対に言わないで】。
現代の状況を鑑みたテーマ設定と昭和のテレビまんがっぽさ…
そう言ったさまざまなバランスを取ろうとしているけれども【結果的にバランスを逸しているのが愛らしい】ことがマイナス要素ですね😌
隅々まで行き渡ったオリジナルへの敬意が、一本束ねた映画としてはイビツであると。
演者の胸をかき乱す。という言葉が相応しい映画でしたが、一方で心から嬉しそうに演じている俳優さんたちもいらして🥰