シン・シリーズの流れ的にきっと元ネタ愛と趣味全開で来ると思ってた通りの出来。脚本・監督の庵野秀明が今回も随所にクレジット。きっと監督こだわりの華麗なるトランポリン芸や血みどろの撲殺アクションは頑張ってるが、ビデオっぽい安い画も多用された統一感のない撮影トーンが好みじゃない。CG、合成も時々安っぽい。特に蝙蝠おじさんは冗談？日本エフェクトセンターとか日本映像クリエイティブとか日本特撮を支えてきた老舗のCG会社がクレジットされてて嬉しくなる。変形するサイクロン号かっけー！池松壮亮は表情は良いが昭和な硬い台詞のせいもあり芝居が棒ぎみ。頑張ってる浜辺美波が綺麗に撮れてる。2号ライダー役の柄本佑も良い。塚本晋也に竹野内豊、斎藤工に長澤まさみとシンゴジ、シン・ウルトラマン繋がりの配役が豪華。松坂桃李、大森南朋どこにいた？声かぁ。いつもの人類救済思想のラスボスは舞踏家な感じの森山未來。所作が美しいがクセ強め。変身済みの外見で「変身！」は変では？
