イタリア映画祭にて。
両親が離婚した子供の願い。子供目線で両親の別居を見ているような映画。
母と暮らす3兄妹がローマに住む父を訪れる。
父はとにかく自由人、彼女もできてるし、子供たちにも厳しさと優しさ合わせて接してよき父なのかもしれない。父の彼女も優しくいい人だし、ともに過ごすのは楽しそう。
だけど、子供たちにとってはパパとママは一緒にいてほしいし、仲直りしてほしいし、以前のようにみんなで暮らしたい。
そんな切なる願いを抱えたまま過ごすローマでの休日、思わぬことがきっかけでアルマの願いは意外な形になるっていう。
そりゃまったく叶わないよりはいいかもしれないけどね。
アルマが言う通り、できるなら理想の形で叶えたいわな。
大人の事情に振り回される子供たち。
悲壮感みたいなものはなく、コミカルに描いているのが良い。
子供は大人が思う以上に現実を受け止めて敏感にいろいろ感じ取っているよね…と改めて思う。