漫画版「超」を楽しめている昭和世代だが、今作はそのあたりのノリが上手く濃くなっている気がした。コミカルで鳥山明デザインも今風。ピッコロがメインキャラクターとしてコメディーも頑張ってるのも「超」らしくてよい（このあたり、昔のファンは大きな拒否反応があるんだろうけど）。ただし、その漫画を端折ってるような展開になっていて、そのあたりが気になった。例えば悟飯がそれまで仕事してたのに、いきなりちょっと怒って覚醒したのはとても不自然。漫画とかならそのあたりちゃんと書かれたのかなーって残念に思う。全体的にドラゴンボールの持つワクワク感みたいなのが足りないんだよね。漫画版「超」はそのあたりファンメイド感で盛り上げているのにな…（セルマックスは完全に失敗している）。強敵ぽかった二人とも全然戦わず終わっちゃったし。もっとおもしろくなった気がして残念。
