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逆光のOSHOのレビュー・感想・評価

逆光(2021年製作の映画)
2.4
とにかく主人公の大学生が嫌な奴だし、
ところどころエロを挟んでくる。
 
主人公が嫌な奴で、エロを挟むのに、
脚本が上滑りして、リアルさを感じない。
個人的には褒める点のない映画でした。

1970年代、東京の大学生が尾道で夏休みをのんびり過ごすという物語。

偉そうに三島由紀夫を読んだり、地元の娘とデートしたり、当時の学生らしく討論したりしながらも、一日をダラダラ過ごす。

んー、やっぱり、主人公への共感度、ゼロだ。
あえて、共感度ゼロを狙ってつくったのなら、私は戦略にハマったのかもしれないけど…

尾道が舞台となると、大林宣彦監督の『転校生』など尾道三部作が有名。
尾道三部作は1980年代につくられているけど、映画の内容は、ちょっとノスタルジックな感じもするし、たぶん時代設定は1970年代なんじゃないかなと思う。

なぜ、大林宣彦監督の尾道三部作と同じ場所(尾道)、時代設定(1970年代)であえて勝負したのか。
映像だけを切り取っても、約40年前の映画より劣っているだけなのに…
たぶん、大林宣彦作品も知らずに雰囲気だけで作った映画なのでしょうね。
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