やましん

吟ずる者たちのやましんのレビュー・感想・評価

吟ずる者たち(2021年製作の映画)
4.2
『百試千改』✨。
これは、明治中期に広島県賀茂郡(今の東広島市)で、吟醸酒の父と呼ばれた三浦仙三郎さんの言葉。

酒造りは、職人さんや杜氏さんが豪快に仕込むイメージが強いけど、今作を見ると、実に繊細で、水質の違い、管理する温度、仕込み米のかき混ぜ方などで随分と出来が異なるそうです。
まさに『100回試してみて、1000回改良する』ことで、ようやく美味しいお酒が完成する世界なのだと知りました。

映画は、明治中期の三浦仙三郎さん(演:中村俊介)の酒造りへの苦闘の歴史、そして現代で、東京で仕事と恋に挫折して実家に帰ってきた明日香(演:比嘉愛未)の父の意志を継いでの酒造りへの挑戦がラップするように描かれる✨。
地域の人たちの伝統文化を継承しながら発展させていこうという情熱に圧倒されました😊。

同時にこういう情熱を持った地域にぜひ旅をして、地域の人と話をしてみたいと思いました。
僕も『旅』を生業にしているけど、ぜひ地域に分け入って地域を盛り上げる仕事に、さらに深く関われたら幸せだな、と感じます✨🌠。

いい映画でした~🎵。
今すぐに広島へ飛んでいきたいぐらいです🤣⤴️
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