きっしょい。
他人が死んで、それをネタに家族ごっこしたかったキモいモブ男の話やん。
感動も同情もないわ。
「兄は妹のことずっと見てたよ」って設定で歌うシーンは
ストーカー過ぎて寒気した。
終始乗れなさすぎて
展開が気になるとかじゃなくて
もう早く終わってくれ…ってずっと思ってた。
ほんと、
設定の気持ち悪さと、ミュージカル独特の違和感のみが全面に出てしまってた。
ミュージカルというか、基本主人公が一人で歌ってるだけだし、
スピーチで歌ってバズったあれは…実際に歌ったことにはなってないよね??
リアリティラインどこ??みたいなノイズがちょいちょいある。
そこらへん『The Greatest Showman』は時代設定だったり、全員で歌ってたりで上手いことやってたな-、と改めて感心。
まぁ自殺くんが歌うところなんかは、合いの手でツッコミが入ったりして、テンポ良くて好きだったけど。
まぁでもさ、何回も言うけど主人公がキモすぎる。
さらにビジュアルのモブ感。
「主人公らしさ」ってやっぱ大事だと思うのよね。
なんていうのかね、「画面を支配する力」というか。
「精神的に不安定な主人公」ということで、全てのキモい行いに免罪符を得ようとしてるみたいに見えたけど、
舐めんな笑
『ライフ・オブ・パイ』とか『エンジェルウォーズ』みたいに
「嘘(物語)で自分と周りの人の世界を救う」系の話をやりたかったんだろうけど、
自殺した子は、勝手に自分の人物像作り上げられて、たまったもんじゃないでしょ。
なんか集会?とか開いて、
「彼の死を無駄にしないためにも」ってのも引っかかる。
この流れでそのセリフ言われても、
「別にこの子の人生が、誰かの利益になる必要は無くない?」としか思えない。
果樹園再建も偽善でしかないし、
結局この子が自殺した理由はなんなのさ。
死んだあとにまで冒涜されて
可哀想すぎるだろこの子。
歌もワンパターンというか
なんか『The Greatest Showman』ほどのバリエーションがなくて
全部同じに聞こえる。
全員ずっとウジウジしやがって、苛つくんだよ。
退屈でした。