国立映画アーカイブ『EUフィルムデーズ2021』にて鑑賞。
3世代にわたる女性の権利獲得闘争について、過去の映像と現代のインタビュー映像を上手く織り交ぜながら、70分でコンパクトにまとめていて、非常に見応えがありました。
欧米社会は、我々日本人が属するアジア社会より開かれているイメージがありましたが、専業主婦として夫に隷属させられるとか、離婚は恥だとか、同じ仕事でも女性の方が給料が安いとか、こと男女差別についてはどこの国でも全く一緒なんだなーと思いました。しかも白人女性ですらこういう状態だったんですからね〜😣
最近鑑賞した『5月の花嫁学校』の背景となっているフランス5月革命が、女性の権利獲得に深く関わっているという事実を改めて実際の映像を交えて確認出来たことも良かったです。
現代に至って少しずつ獲得してきた女性の権利について、これは決して保証され続ける訳ではなく、常に監視することを怠ってはいけない、戦い続けなくてはいけないという本作のメッセージは非常に強く印象に残りました。