Mackeyホンダ

フィアー・ストリート Part 1: 1994のMackeyホンダのレビュー・感想・評価

3.3
つい数日前に観た「リベンジ・スワップ」のマヤ・ホークつながりでセレクト。

いきなりマヤのドアップから始まって「お、主役級か?」と思った5分後に死亡。で、タイトルどーん! オシャレ。

ははん、あれだな。
「スクリーム」のドリュー・バリモアオマージュ。
「さあさあ、今から『スクリーム』っぽいホラーやりますよ!」的な宣言と捉えてワクワクした。

実際、雰囲気と構造は「スクリーム」ぽかったよね。良くも悪くも懐かしいスプラッターホラー。ウェーイな高校生やドラッグジャンキーが謎の殺人鬼に殺されていく。そんな中でも主人公は醒めた女子高生で、彼女が「殺人鬼マニア」の弟とともに謎を追う。(「スクリーム」でいえばホラー映画マニアの友達みたいな)

「良くも悪くも」と言ったが、本当に「良くも悪くも」だった。タイトル通り1994年が舞台ということで、オッサン的には馴染み深い世界観で、わかりやすいハラハラドキドキ演出も心地よかった。ただし、それ以上でも以下でもない。この「Part.1」単体でいえば、特に特徴のない「スプラッターホラーの見本」のような作品だった。

しかしながら、この作品の最大の特徴は「三部作前提でつくられた1作目」だということ。

ラストではそれらしい決着はつくものの、エンドロールでデカい謎をドン!と置いて、あからさまに次作へとつなげてくる。この2時間のドタバタはただの序章に過ぎなかったことがわかり、「え、なになに。どういうこと?」となる。

この作品単体としては「ふつう」だったが、このデカい釣り針に抵抗できる人なんているんだろうか。ズルいぞ!

わかったよ。「Part.2 1978」をすぐ観る。
Mackeyホンダ

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